帰ってきた「悪用厳禁」――「ネトラン」復活

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/19/news040.html

 雑誌「ネットランナー」はネット関連のマニアックな情報を載せていた月刊誌。もともとソフトバンクから発行されていたが、先ごろ休刊した。その残党が新しい会社を立ち上げて、雑誌を復活させるとのこと。 

「メディアとしてやりたいことをやれないのは不幸」――武本編集長は、ソフトバンククリエイティブを離れ、独自でネトランを発行することを決意。4月に新設したにゅーあきば代表取締役として就任し、ネットランナーの編集部員も大半が移籍。「ネトラン」という誌名の月刊誌を新創刊する。
(中略)
 ソフトバンククリエイティブという安定した出版社を飛び出し、自らが代表を務めるベンチャーで1からの出直し。家庭を持つ3児の父として生活を賭けた大勝負だが、「自分が面白いと思うものをたくさんの人に届けたい」からチャレンジを決めた。

 自分たちが面白いことをやる、これぞ出版人の鑑だ。だいたい予算の都合とか広告の確保とか会社の見栄とか、「大人の事情」でやっている雑誌がうまくいく訳ない。読者のため、というのも新聞屋とかテレビ屋の発想で、出版人はあくまで「自分のため」でいいと思う。もし自分の感覚と時代がずれてきたら、ハイソレマデヨで転職するさ。