2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

おくりびと

本木雅弘演じる主人公は、、ひょんなことから故郷・山形の納棺屋に勤めることになる。旧友から後ろ指をさされ、妻は家を出て行き、何度も仕事を辞めようとするが、納棺屋の社長(山崎努)のもとで数々の死に接するうち、仕事の意味を見いだすようになる… 何…

ヨーロッパ胃弱日記 その4

だから、旅行帰りの人間に「何がよかった」と聞かれるのは正直困るのだ。旅をすること、それは会社にしても家庭にしても居るべき場所から逃げ出すという行為自体が喜びであって、旅先で何を見たかなんて二の次だからだ。そこで「どこに感動したか」なんて槍…

ヨーロッパ胃弱日記 その3

旅人は天気に悩まされる。 それには二つの意味があって、一つは悪天候だと行動範囲が大幅に狭くなってしまうこと。雨が降っているとブラブラ町歩きというのは楽しみにくい。もう一つはその土地の天気を知らないこと。たとえば日本なら真夏の日中、猛烈に暑い…

ヨーロッパ胃弱日記 その2

まったく、旅はままならないものだ。 僕はかなり用心深い性格だと思う。石橋を叩きすぎて落としてしまうタイプだ。だからガイドブックもしっかり読み込むし、予約できることは日本で済ませてしまう。 ところが、どんな完璧に準備を済ませたつもりでも、街角…

ヨーロッパ胃弱日記 その1

日本へ帰ってきて、十日ぶりに会社に顔を出したら、あえなく風邪をひいてしまった。 仕事の過労で倒れたというならともかく、遊び帰りの人間にまわりは厳しい。「どこで悪い遊びをしてきたんだよ」とニヤニヤしているのはマシな方で、えらい人たちの「どんだ…