みどりの窓口

 来週出張するので、切符を買うため渋谷駅のみどりの窓口に寄った。日程の前後が押さえられているため、山形→仙台→盛岡→青森→弘前を3日でまわるといった、どう考えても無理のある日程である。
 無理を可能にするため、資料室から時刻表を借りてきて社内でウンウン唸っていたら、上司は「なんだか仕事より熱心だな」とからかうし、先輩は「いやーお前は時刻表が似合うねえ」と妙に感心してるし、もう転職でもしようかと…。_| ̄|○


 結局、帰りは夜行で帰ってきてそのまま会社へという見事なスケジュールが出来上がって、窓口の若いお兄さんにいろいろ相談していたのだが、どうもこのお兄さん鉄っちゃんらしい。遠距離逓減制(切符はブツ切りで買うより通して買った方が安くなるという裏技)の説明も楽しそうだし、寝台の空席を照会していたら、
「いやー、僕もよくB寝台の個室(ソロ)を使うんですよ。ちょっと狭いけど、プライバシーは保たれるし、値段は変わらないし…」


 まったく同感だし、北斗星やらサンライズエクスプレスやらの話をすれば盛り上がること間違いなしだったけど、ふと後ろを見たらお客さんがずらり並んでいたので早々に退散した。もし僕が鉄道会社に就職していたらどうなっていただろう。そもそもJRや私鉄を受験すらしなかったのはなぜか、今となっては悪魔のハカライとしか思えない。