さそうあきら「神童」
映画になるとのことで、あわてて読んでみた。(I am 泥縄サラリーマン!)
- 作者: さそうあきら
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1998/06/01
- メディア: コミック
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さそうさんは決して物語運びがうまいマンガ家ではないけど、うたが奏でるピアノ曲の表現がすごい。紙切れに美しい音楽がつまっている。クラシックなんてふだん聴かないのに、BGMになっている曲もほとんど知らないのに、メロディが伝わってくる不思議。
そして生意気なんだけれども、演奏するときに凛とした美しさを見せる主人公のうたが愛らしい。ついでに時々暴走するうたのママも面白い。この画なので好き嫌いが分かれると思うけど、一度聴いてほしいマンガです。これだけ音にあふれる作品なのに、静かに終わるラストシーンが印象的。
しかしうた役に成海璃子をあてるとは、映画会社も考えるものだなぁ…
http://www.bitters.co.jp/shindo-extra/